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事業概要 |
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平成30年度は、糸賀一雄氏の思想を受け継ぎ、次の時代へ確実に伝え、今の時代に求められる福祉の「ひとづくり」を進めるために、第20回「糸賀一雄記念賞」および第4回「糸賀一雄記念未来賞」の授与事業ならびに「先人に学ぶ『福祉しが』人づくり発信拠点事業」を継続実施した。
また、新たに国の「共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業」を受託して実施し、「全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため」、共生社会の基本理念の普及啓発を行った。
さらには、ブックレット「ほほえむちから」の活用やパネルの展示による啓発事業および広報誌の発行やホームページの活用による広報事業を実施した。 |
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1.役員の構成 |
(1)役員(平成31年3月31日現在) |
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評 議 員 |
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川村学園女子大学特任教授 |
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評 議 員 |
秋田 悦雄 |
(特非)しが障害者就労支援センター理事長 |
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評 議 員 |
林 晋 |
(社福)しがらき会理事長 |
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評 議 員 |
前阪 良憲 |
滋賀県老人福祉施設協議会会長 |
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理 事 長 |
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東京大学特任教授 |
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副理事長 |
久保 厚子 |
全国手をつなぐ育成会連合会会長 |
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副理事長 |
渡邉 光春 |
(社福)滋賀県社会福祉協議会会長 |
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専務理事 |
川﨑 辰己 |
滋賀県健康医療福祉部部長 |
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理 事 |
奥 博 |
しがぎん代理店(株)代表取締役社長 |
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理 事 |
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(一社)滋賀県医師会顧問 |
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理 事 |
北岡 賢剛 |
(社福)グロー理事長 |
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理 事 |
口分田 政夫 |
(社福)びわこ学園 びわこ学園医療福祉センター草津施設長 |
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理 事 |
齋藤 昭 |
(社福)大木会前理事長 |
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理 事 |
中村 裕次 |
(公財)滋賀県身体障害者福祉協会会長 |
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理 事 |
溝口 弘 |
(株)なんてん共働サービス取締役会長 |
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理 事 |
野澤 和弘 |
毎日新聞論説委員 |
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理 事 |
渡邉 芳樹 |
元駐スウェーデン日本国特命全権大使 |
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監 事 |
谷畑 英吾 |
湖南市市長 |
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監 事 |
里西 薫 |
(株)関西アーバン銀行 執行役員 |
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(2)役員の交代 |
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平成30年6月6日付けで任期満了により野澤和弘理事および渡邉芳樹理事の2名が重任した。
平成30年6月6日付けで人事異動により藤本武司理事が辞任し、補欠理事として、川﨑辰己理事が新たに就任した。 |
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2.評議員会 |
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定時評議員会および臨時評議員会を各1回開催し、次の議事が可決承認された。 |
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開催年月日 |
議 事 |
第6回定時評議員会 平成30年6月6日(水) |
議事 |
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理事・監事の選任について |
・ |
平成29年度計算書類等の承認について |
・ |
基本財産の取り崩しの承認について |
報告 |
・ |
平成29年度事業報告について |
・ |
平成30年度事業計画、収支予算について |
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臨時評議員会
(みなし決議)平成31年3月26日(火) |
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3.理事会 |
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回 |
開催年月日 |
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第24回 |
理事会 平成30年5月17日(木) |
議事 |
・ |
平成29年度事業報告および収支決算につき承認を求めることについて |
・ |
基本財産の取り崩しについて |
・ |
第6回定時評議員会の招集について |
協議 |
・ |
平成30年度表彰事業について |
・ |
共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業について |
・ |
被表彰者の推薦ルール(内規)について |
報告 |
・ |
推薦委員の就任について |
・ |
賛助会員の募集状況について |
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第25回 |
理事会
平成30年9月7日(金) |
議事 |
・ |
平成30年度糸賀一雄記念賞・同未来賞の決定について |
・ |
運営資金の借入について |
協議 |
・ |
授賞式について |
・ |
平成30年度先人に学ぶ「福祉しが」人づくり発信拠点事業について |
・ |
共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業の取組状況について |
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第26回 |
理事会 平成31年2月1日(金) |
協議 |
・ |
共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業について |
報告 |
・ |
公益財団法人糸賀一雄記念財団情報公開規程の制定について |
・ |
次回理事会の開催について |
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第27回 |
理事会 平成31年3月15日(金) |
議事 |
・ |
平成30年度補正予算につき承認を求めることについて |
・ |
平成30年度基本財産の取り崩しについて |
・ |
平成30年度臨時評議員会の招集について |
・ |
平成31年度事業計画につき承認を求めることについて |
・ |
平成31年度収支予算につき承認を求めることについて |
協議 |
・ |
今年度の共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業の実施状況、課題と対応策および将来展望について |
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4.平成30年度糸賀一雄記念未来賞の候補者応募結果 |
【糸賀記念賞】 |
・ |
応募者数 8件(内団体7件) |
【糸賀一雄記念未来賞】 |
・ |
応募者数 12件(内団体11件) |
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5.選考委員会 |
開催年月日・場所 |
選考結果・受賞者 |
平成30年8月23日(木)
AP東京八重洲通り
12階 会議室 |
選考委員会で選考の結果、次の受賞者が選考された。 |
【糸賀一雄記念賞】 |
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特定非営利活動法人 ゆめ風基金(大阪府) |
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認定NPO法人 大阪精神医療人権センター(大阪府) |
【糸賀一雄記念未来賞】 |
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ここすまネット(広島県) |
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難病の制度と支援の谷間を考える会(東京都) |
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6.平成30年度糸賀一雄記念賞・糸賀一雄記念未来賞授賞式および関連行事 |
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(1) |
日 時 |
平成30年11月1日(木)13:30~20:00 |
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(2) |
場 所 |
びわ湖ホール 小ホール・琵琶湖ホテル |
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(3) |
内 容 |
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・選考経過説明 (選考委員:大熊由紀子氏) |
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・表彰 |
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記念賞 |
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特定非営利活動法人 ゆめ風基金(大阪府) |
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認定NPO法人 大阪精神医療人権センター(大阪府) |
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記念未来賞 |
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ここすまネット(広島県) |
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難病の制度と支援の谷間を考える会(東京都) |
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・受賞者への花束贈呈 |
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近江学園園生から各受賞者へ花束贈呈 |
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・来賓祝辞 |
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厚生労働大臣
(代理)厚生労働省障害保健福祉部障害福祉課長 源河 真規子氏 |
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滋賀県知事
(代理)滋賀県副知事 由布 和嘉子氏 |
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滋賀県議会議長
(代理)厚生・産業常任委員会委員長 塚本 茂樹氏 |
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・受賞者スピーチ |
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◇ 特定非営利活動法人 ゆめ風基金(大阪府)
上坂 紗絵子氏 |
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◇ 認定NPO法人 大阪精神医療人権センター(大阪府)
長崎圭子氏、福本千夏氏 |
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◇ ここすまネット(広島県)
中川史氏、徳原洋造氏、村尾晴美氏 |
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◇ 難病の制度と支援の谷間を考える会(東京都)
白井誠一朗氏 |
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・シンポジウム |
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「地域で暮らす~役割と存在を考える~」 |
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シンポジスト |
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北村 佳那子氏
(チームかなこ、第1回記念未来賞受賞) |
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玉木 幸則氏
(社会福祉法人 西宮市社会福祉協議会相談支援事業課 係長) |
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城 貴志氏
(NPO法人滋賀県社会就労事業振興センター理事長、
第2回記念奨励賞受賞) |
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コーディネーター |
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田中 正博氏(全国手をつなぐ育成会連合会統括) |
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・レセプション |
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日 時:平成30年11月1日(木)18:00~20:00 |
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場 所:琵琶湖ホテル・瑠璃の間 |
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7.糸賀一雄記念賞第17回音楽祭 《糸賀一雄記念賞関連事業》 |
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(1) |
日 時 |
平成30年11月4日(日)14:00~ |
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(2) |
場 所 |
栗東芸術文化会館さきら 大ホール |
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(3) |
主 催 |
社会福祉法人 グロー
糸賀一雄記念賞音楽祭実行委員会 |
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(4) |
内 容 |
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・ |
県内6箇所で開催しているワークショップに参加する障害のあるパフォーマー、さきらジュニアオーケストラ、彼らとともに活動するナビゲーター、施設職員およびゲストミュージシャン総勢191名が、障害の有無、表現のジャンルを超え、表現の可能性を切り拓く、様々なパフォーマンスを繰り広げた。 |
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◇出演者・スタッフ総数 289 名
◇鑑賞者総数 499 名 |
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・ |
パネル展示 |
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8.先人に学ぶ「福祉しが」人づくり発信拠点事業 |
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福祉現場で働く職員等に対して、障害福祉の礎を築いた糸賀一雄氏をはじめとする先人の福祉の実践と理念に関する情報を発信するとともに、それを学ぶ機会を提供する拠点を運営し、今の時代に求められる福祉の人材基盤を再構築していくために、運営委員会およびワーキングチーム会議を設置、開催して次の事業を行った。 |
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(1) 資料等の収集・展示 |
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(2) 実践者の育成:「語りの場=気づき(自覚)の場」ワークショップの開催
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福祉現場で実践的な取り組みの担い手である中堅職員を対象に、先人に学ぶ研修と現場見学研修を取り入れたワークショップを組み合わせ、2回開催した。 |
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1.平成30年11月28日(水)13:30~16:30、特別養護老人ホーム ふくら |
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・講演「福祉の思想と実践」
講師:口分田政夫氏(びわこ学園医療福祉センター草津施設長) |
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・話題提供「特別養護老人ホームの現状について」
講師:山口所長他 |
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・参加者 17名 |
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2.平成31年3月13日(水)13:30~16:30、滋賀県立近江学園 |
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・講演「福祉の思想と実践」
講師:森本創氏(近江学園主任専門員) |
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・話題提供「障害児入所施設における権利擁護」
講師:鹿井副園長 |
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・参加者 19名 |
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(3) 情報発信 |
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9.共生社会等に関する基本理念等普及啓発事業 |
本事業の実施にあたり実行委員会およびワーキンググループを開催して内容等を検討するとともに、共生社会等に関する基本理念等を広く一般に普及啓発するプログラムと福祉職場や地域社会に向けて普及啓発していく人材の養成研修を組み込んだフォーラムを全国5ブロックで開催した。 |
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10.啓発・広報事業 |
(1) |
啓発資材の作成 |
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1.ほほえむちからのリーフレット
2.糸賀一雄氏紹介パンフ(英語版)
3.糸賀一雄氏紹介タペストリー |
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ブックレット(ほほえむちから)の管理状況(平成30年度末) |
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管理状況 |
(販売先の内訳) |
29年度繰越数 |
5,534冊 |
30年度頒布数 |
191冊 |
(内販売数) |
(125冊) |
30年度増刷数 |
0冊 |
31年度繰越数 |
5,343冊 |
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全国フォーラム参加者 |
58冊 |
社会福祉法人 |
51冊 |
大学 |
6冊 |
個人 |
6冊 |
その他(市役所等) |
4冊 |
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(2) |
糸賀一雄氏や記念賞等受賞者の取り組み等をまとめたパネル展示 |
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・長寿社会福祉センター 1階ロビー |
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・糸賀一雄氏等のパネル展示 音楽祭、アメニティーフォーラム |
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・糸賀一雄氏等のパネル常設 近江学園 ギャラリーこかげ |
(3) |
報道機関への資料提供 |
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・第20回糸賀一雄記念賞および第4回糸賀一雄記念未来賞の応募について
資料提供 平成30年5月31日
・第20回糸賀一雄記念賞および第4回糸賀一雄記念未来賞の受賞者決定につ
いて
資料提供 平成30年9月14日
・第20回糸賀一雄記念賞および第4回糸賀一雄記念未来賞の授賞式について
資料提供 平成30年10月10日 |
(4) |
ホームページについて |
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・財団の設立目的、運営組織、事業計画、事業報告、決算報告、記念賞の概
要、広報誌、その他資料などをネット上で公開し、賛助会員の募集や財団
事業の周知を図った。 |
(5) |
その他 |
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・賛助会員募集(年度末推移)
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個人 |
法人 |
賛助会費 |
H27年度 |
42人 |
8団体 |
345,000円 |
H28年度 |
48人 |
16団体 |
486,000円 |
H29年度 |
52人 |
22団体 |
558,000円 |
H30年度 |
65人 |
26団体 |
648,000円 |
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