受賞者紹介 (第3回受賞当時)
MMKサークル(滋賀県大津市)
 ■ プロフィール
MMKサークル(滋賀県大津市)
  ■ 経歴・活動内容(推薦書より)
相談者との個別相談では解決できない課題に取り組むべく、障がい児者相談センターみゅうが「余暇サークル支援事業」を立ち上げられました。その事業を活用し、性や身体の悩みについての解消を目指して、2010年に発足したのがMMKサークルです。発足当初は3名だった知的障害のある青年3名は、現在7名にまで増え、月に一度集まり、性や身体の学習、余暇活動などを行っておられます。「MMK」とは「もてて、もてて、困っちゃう」の略で、メンバー同士、その共通の目標に向かって日々努力をしておられます。
サークル活動を生涯学習、社会体験の場と捉え、仲間関係を築く中で自尊心や他者への思いやりを育み、MMKサークルでの経験を基にさらに大きな目標を抱けるグループにしたいと考えておられます。
サークル活動は、メンバーの生活面にも大きな影響を与えており、支援者なしで一泊旅行に出かけたり、「自分で考え、生活をしたい」と一人暮らしを始めたメンバーもおられます。
2012年には、NHKのテレビ番組「バリバラ」にも出演されました。
2014年には、サークルの仲間同士で絵本の読み聞かせユニットを結成し、地域の高齢者施設や託児所、お祭り行事などで絵本の読み聞かせボランティアを行うなど、サークル活動の基盤を生かしながら、活動内容にも広がりが出てきています。
 ■ 今後の展望等(推薦書より)
今後は、メンバー同士の信頼関係=仲間意識をエネルギーにして、活動を続けるとともに、MMKサークルの実践で培ったノウハウを外部に積極的に発信し、障害のある方が地域でもっと自分らしく、自信を持って暮らすことができるようにしていきたいと考えておられます。