受賞者紹介 (第2回受賞当時) |
FC滋賀 |
■ プロフィール |
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平成6年 |
信楽学園、通勤寮利用者が余暇活動の一つとして、サッカーを始める。 |
平成8年 |
「FC信楽」を立ち上げる。
ゆうあいピック北海道大会出場3位 |
平成12年 |
ゆうあいピック岐阜大会出場優勝 |
平成13年 |
第1回全国障害者スポーツ大会(宮城県)出場 |
平成15年 |
日韓親善サッカー日本代表チームに、選手5名とコーチ1名が選出される。 |
平成20年 |
チーム名を「FC甲賀」に改称 |
平成23年 |
滋賀県全域から参加してもらうため、チーム名を「FC滋賀」に改称 |
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■ 主な活動実績(推薦書より) |
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FC滋賀は、知的障がいのある人たち(当事者)により、自主的な運営が行われているサッカーのクラブである。 |
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クラブ員の多くは、自分たちが働いて得た給料で道具を購入し、練習に参加することによって、クラブを通じた仲間づくりを行っている。彼らにとって余暇の充実は仕事への張り合いとなり、生きる糧ともなっている。
また、サッカーを通じて、地域のチームとの交流を図り、障がいに対する理解を進めている。 |
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FC滋賀はサッカーチームとしてだけではなく、サッカーの練習日や練習のない日には仲間として集い、仕事や生活の悩みを相談し合っている。住んでいる地域、所属先や年齢は違えども、周囲にはサッカーを通じた友人がおり、そのことが地域の中で孤立しないようにもなっている。 |
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クラブの後輩たちは、先輩の「就職し、給与を得てスパイクを買う」、「グループホームやアパートに住む」、「免許を取り車を買う」等々の姿を良きモデルとして、自分の生きる道を考えていくきっかけになっており、先輩たちは、後輩に恥ずかしくないようにとピッチ(グランド)外の職場や地域において、後輩たちに社会人としての振る舞い方を見せるなど、相互に良い影響を与えている。 |
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■ 今後の展望等(推薦書より) |
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FC滋賀では、今後も地域のクラブチームとの試合を増やし、地域交流とレベルアップを目指すことにしている。 |
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施設利用者が施設の中だけで活動するのではなく、施設が地域に開放され、施設関係者や障がい者自らが、地域に入っていく取り組みが重要と考えている。 |
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障がいのある人たちは、地域で働き暮らし、遊び、余暇も施設の外へと、地域に出て参加していくことを大切にしている。 |
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ピッチ(グランド)の中の主人公は、障がいのある選手自身であり、それぞれの個性を生かしたチームづくりを、当事者の話し合いの中で決めていくことを今後とも大切にしていきたい。 |
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