受賞者紹介 (第9回受賞当時) |
鈴木 康之氏 (東京都・58歳) |
■ 現 職 |
|
社会福祉法人鶴風会 東京小児療育病院 総括施設長 |
|
■ 略 歴 |
 |
1971年 |
長崎大学医学部卒業 |
1971年 |
神奈川県立こども医療センター医師 |
1973年 |
鳥取大学医学部脳神経小児科医師 |
1977年 |
国立武蔵療養所小児神経科医師 |
1979年 |
神奈川県立こども医療センター小児内科医長 |
1984年 |
東京小児療育病院医務部長 |
1985年 |
東京小児療育病院院長・みどり愛育園園長兼務 |
2002年 |
社会福祉法人鶴風会総括施設長に就任、
現在に至る |
|
|
■ 主要な活動実績 |
|
・ |
鈴木氏は、小児科医として各地の病院で活躍された後、「東京小児療育病院」に赴任され、障害児とその家族、その人々を支えようとする職員との出会いの中で、全ての原点が障害者とその家族の思いにあると感じて診療を進め、迷うことなく、重い障害児・者を支える医療の充実へ向け施設の変革に取り組まれました。 |
|
・ |
総合的な療育実践の中で、「超重症児・準超重症児」という概念を確立し、重い障害児・者が十分な医療を受けることすら難しく、治療や訓練の必要性がまだ確立していなかった時代に、「生命を守る」、「生活を豊かにできる」医療があることを示されました。また、その子どもたちが学校や施設、地域で生活していけるように先頭に立って努力し、地域療育の可能性を模索しながら、重症児通園事業を全国に先駆けて実施されました。また、訪問事業や外来、短期入所や緊急時の入院を通して、在宅障害児の支援に取り組まれました。 |
|
■ 今後の活動 |
|
・ |
現在、東京小児療育病院では、障害児から学んだという、「この子らを支えて共に生 き」、「この子らの輝きを守り」、「この子らが教えてくれる豊かな社会のあり方を示す こと」を施設の指針に、日本トップクラスの年間1千人以上の障害児(者)の入院・短期 入所や、年間600人以上の新規患者に対応され、自閉症児、学習障害児、多動児など にもグループ指導などの積極的な取り組みを進めておられ、今後とも我が国の障害児・ 者に対する支援活動のリーダーとして、活躍が期待されています。 |
|
|