受賞者紹介 (第16回受賞当時)
五十嵐 紀子 氏
 ■ 現 職
社会福祉法人光友会 理事長
 ■ 略 歴
昭和50年 藤沢市議会議員(〜平成7年)
昭和52年 神奈川県単独事業障害者地域作業所開設
昭和56年 社会福祉法人光友会身体障害者通所授産施設開設
日本盲人社会福祉施設協議会協議委員(〜昭和62年)
昭和59年 全国社会就労センター協議会協議委員(〜平成14年)
昭和62年 アジアの障害者文化交流協会立ち上げ(会長に就任)
 ■ 主要な活動実績(推薦書より)
昭和29年 高校時代、市内盲学校の点字図書不足を知り、サークルを作り音読奉仕を始める。
昭和38年 活動を通じて盲学校の全盲教師(五十嵐光男氏)と知り合い結婚。二人三脚福祉運動が始まる。
昭和50年 藤沢市議会議員となり、当時修学猶予されていた重度障害児の義務教育の完全実施、神奈川県内の各自治体における法定雇用率の完全実施運動などに関わる。
昭和52年 神奈川県単独事業として小規模地域作業所制度を提案。その第1号として自宅の一
部を開放し設置。
  ・  昭和54年 社会福祉法人光友会を夫とともに立ち上げる。
  ・  平成元年 アジアの障害者文化交流協会を立ち上げる。
  平成9年 障害者の就労の場と官民からの仕事受注組織となる神奈川セルプセンタ−を立ち上げ。
  現在、光友会では、障害者雇用の拡大のほか、重度障害者の入所施設、短期入所、デイサービ
スなどの各種支援サービスに積極的に取り組んでいる。
  著書等
『占領期における身体障害者福祉法の制定過程』  (論文)神奈川ワークショップ出版
『二人三脚福祉運動』  (財)神奈川新聞厚生文化事業団
『あゆみ―みんなで歩んだ20年―』  かなしん出版
 ■ 今後の活動(推薦書より)
障害者雇用としては、雇用促進のため収益事業と位置付けた事業所を立ち上げ、定年を迎えた高齢者(熟練者)を加えて一般就労を進めていく。
高次脳機能障害者とその家族のために、これまでの受け入れ経験を活かし、相談、リハビリ、作業体験等一連の困りごと解決のための事業を展開する。
地域での暮らしとしてグループホームなどを運営しているが、老親とともに暮らせるホームを始め、様々なライフスタイルに合わせたホームづくりを実施する。
長年の実践活動を踏まえ、記録に残したいテーマが多々ある。後に続く人たちの実践、物の見方、考え方に寄与できればと考えている。