受賞者紹介 (第12回受賞当時)
溝口 弘氏 (滋賀県・60歳)
 ■ 現 職
(株)なんてん共働サービス 取締役会長 
特定非営利活動法人 NPOワイワイあぼしクラブ 理事長
 ■ 略 歴
1971年 知的障害児施設で10年間勤務。
(1972年〜1981年「落穂寮児童指導員)
1981年 草刈り・ビルメンテナンス等を行う事業所
「なんてん共働サービス」を創設
1983年 「障害者生活ホーム」の運営委員長に就任
1986年 (株)なんてん共働サービス代表取締役に就任 
1990年 知的障害者グループホーム「すずらんホーム」運営委員会委員長に就任
2000年 宅老所(高齢者デイサービス)「共生舎なんてん」開設
2001年 特定非営利活動法人 NPOワイワイあぼしクラブを設立し、理事長に就任
2006年 特定非営利活動法人 鳩の町 を設立し、副理事長に就任、現在に至る。
 ■ 主要な活動実績
知的障害児施設に10年間勤務後、地域における障害者の就労支援に取り組むことを決意し、1981年にメンテナンス業を行う「なんてん共働サービス」を滋賀県湖南市に創設。以降、障害者が介護スタッフとして働く宅老所等を開設するなど、画期的な手法で就労分野における「共生」の実現に尽力
1983年、グループホームの先駆けとなる「障害者生活ホーム」の運営委員長に就任。以来、住まいの視点から「共生」の実現を目指して知的障害者グループホーム等の運営に尽力
2000年、宅老所(高齢者デイサービス)「共生舎なんてん」を開設。障害者を介護スタッフとし、介護サービスの分野における「共働」の実現に取り組む。
2001年、特定非営利活動法人 NPOワイワイあぼしクラブを設立、誰もが気楽に立ち寄ることができる地域の居場所づくり「あったかほーむいしべ」を開設
障害者グループホーム、認知症高齢者グループホーム、高齢者・子ども・障害者の通所ホームを順次開設するとともに、多数のボランティアを育成
高齢者福祉において、「街かどケア滋賀ネット」を設立し、「官・民」のネットワークを構築するなど、多分野における地域の課題に取り組む。
団塊の世代の高齢化が進む地方都市の課題解決のため、高齢者・障害者の移送サービスや子育て支援の「つどいの広場」を地元大手スーパーと連携して実施する非営利活動法人「鳩の街」を発足させ、運営
 ■ 今後の活動
認知症高齢者や知的障害者の地域生活支援・就労支援の新たな展開として、小規模多機能型居宅介護事業所「秋桜舎(こすもすや)」の2009年開設を目指して準備に奔走中。
知的障害者が介護スタッフとして働く取組は、滋賀から全国発信された「知的障害者介護技能等習得事業」のモデルとなったもので、知的障害者が「福祉の担い手」として“知的障害者ならではの働き”を果たすことを実証した。日本型ノーマライゼーションのモデルとして、2009年に開催される「第12回全国宅老所・グループホーム研究交流フォーラムin滋賀」を通じてさらなる普及を図ることを企画している。
これまで、障害者福祉と高齢者福祉、福祉と環境など領域を越えた地域課題に市民の目線から立ち向かってきたが、「当たり前のことを普通に」という困難なミッションにこれからも「有言実行」で突き進まれる期待は大きい。